外壁や屋根の隙間を埋める コーキング(シーリング) は、建物を雨水や湿気から守る大切な役割を果たしています。しかし、このコーキングも 経年劣化 し、時間が経つと ひび割れ、剥がれ、硬化 などの症状が現れ、防水機能が低下します。
「じゃあ、上から新しいコーキングを打てばいいんじゃない?」と思われるかもしれませんが、それでは根本的な解決になりません!劣化したコーキングの上にそのまま打ち増しをしても、古いコーキングがすでに傷んでいるため、すぐに剥がれたり、ひび割れたりする原因になります。さらに、隙間に入り込むべき新しいコーキングが、しっかり密着しない ため、本来の防水性能を発揮できません。
正しいコーキング補修の方法とは?
✅ 古いコーキングを完全に撤去する(打ち換え)
✅ 下地処理をしっかり行う(プライマー塗布で密着力を高める)
✅ 適切な種類のコーキング材を充填する(耐久性や柔軟性を考慮)
✅ しっかり均し、乾燥させる(適切な硬化時間を確保)
これらを適切に行うことで、コーキングの寿命を大幅に延ばし、外壁や屋根を長持ちさせることができます!
「古いコーキングの上に打ち増しすればいいや」と簡単に考えてしまうと、結果的にすぐに劣化し、再施工が必要になる ため、手間もコストも余計にかかってしまいます。正しく**“撤去・打ち換え”** を行うことで、建物を長く守ることができるので、定期的な点検と適切なメンテナンスを心がけましょう!
またコーキングも使うコーキング材により耐久年数が変わってきます。塗装の耐久年数と合わせて無駄なく材料を決めることが大事を分かりやすく
コーキング材の種類と耐久年数、塗装とのバランスが大切!
コーキング(シーリング)には いくつかの種類があり、使う材料によって耐久年数が変わります。 一般的なものだと、
ウレタン系コーキング(耐久年数:約5~7年)
変成シリコン系コーキング(耐久年数:約10~15年)
シリコン系コーキング(耐久性は高いが、塗装不可)
などがあり、それぞれの特性に違いがあります。
ここで重要なのが、コーキングの耐久年数と塗装の耐久年数を合わせること!例えば、外壁塗装の耐久年数が 15年 なのに、コーキングの寿命が 5年 しか持たない場合、コーキングだけ先に劣化し、防水性能が落ちてしまいます。 その結果、せっかくの塗装も台無しになり、早めの補修が必要になることも…。
逆に、塗装の耐久年数が10年程度なのに、コーキングを20年持つものにしても、次の塗装工事の際にまた打ち替える必要が出てきて無駄になってしまう こともあります。
無駄なく最適なコーキング材を選ぶコツ!
✅ 外壁塗装の耐久年数とコーキングの耐久年数を合わせる!
✅ 外壁の種類や塗料との相性を考えて適切なコーキングを選ぶ!
✅ 紫外線や雨風の影響を受けやすい部分には、耐久性の高いものを!
コーキングと塗装はセットで考えることで、家全体のメンテナンスサイクルを最適化し、余計なコストをかけずに長持ちさせる ことができます。
「どのコーキング材を選べばいいかわからない…」という方も多いと思いますが、しっかりとした知識を持った職人が、お家の状態や今後のメンテナンスを考えながら最適なものを選びますので、安心してお任せください!